右のCAD図のような、偏心したクロス穴に差し込むボスの開先加工を行います。(分かりづらくてすいません)
偏心しているため、開先の高さが左右で違っているため、マシニングで三次元加工を行ってます。
同じ高さなら旋盤のほうがいいんですけどね。
円周を36分割して、10°刻みのヘリカルをつなげて加工します。
カッターはイスカルの倣い加工用丸駒フェースミルMILL SHREDを使用。(FRW D060A080-05-27-20)
回転:S700(175mm/min)
送り:F200(0.057mm/tooth)
切り込み:5mm(Z方向)
プログラムはPowerappsで作った専用アプリで作成。
ページ上部のCAD図で出したZ座標を、計算式によって計算させています。
Gコードボタンをタップすると、下のようなプログラムができあがり。
これをサブプログラムとして、メインから呼んであげます。
何パスもあるので、工具長補正をG10で変えながらZを切り込んでいきます。
最後、30°の部分は工具長と工具径補正を変えてテーパー部を作っています。
最終的にこんな感じの仕上がりになります。
ピッチを細かくすれば段々が小さくなりますが、開先なので寸法精度はうるさくないのでグラインダーで仕上げて溶接します。