当社では大昭和精機のCKボーリングをよく使います。
太いのや長いのをいろいろ組み合わせて使えるのがこのシステムのメリットですが、手持ちの工具でこの加工に対応できるか、よく悩まされます。
今まで、Excelで作った台帳とカタログを見比べて、この組み合わせだったら届くかとか手前側に干渉しないかとかやってたわけですが、PowerAppsで組み合わせ選定アプリを作ってみました。
画面1で、加工径と加工方法を入れると、加工できるヘッドが一覧に表示されます。
(「バック」はバックボーリングです。バックボーリングは加工範囲が異なるので。)
例えばEWN25-47CKB2を選ぶと、画面2に遷移してCK2のシャンクやエクステンションがリストアップされます。
接続径を変えるリダクションにも対応しています。
プルダウンリストから選んで追加していくと、工具長や有効加工深さが計算されるというしくみです。
データはSharepointから引っ張ってくるよう、手持ちの工具のデータを登録しています。
現状では、個数は考慮してないので、画面上ではスマートダンパーを10個つなぎとかできてしまいます。(1個ずつしか持ってません。高いし。)
個数も反映できるようにして、当社で持っていないもの(0個)も含めて、手持ちの工具だけで選定するか、何を買えば加工できるか、そんな使い方もできるようにしたいな、と考えてます。
PowerAppsなら、切削条件の計算や鋼材の重量計算ぐらいならすぐに作れそう。
Sharepointで被削材ごとの切削速度などの条件表を作って、そこからデータを引っ張ってきて回転数とテーブル送りを計算させるとか、いいかもしれないですね。
「慣れれば」いろんなものが作れそうです。
(ほかのMicrosoftのサービスと同様、微妙にかゆいところに手が届かない感じですが)